どうしようもなく不安に飲み込まれそうになっていたり
今あなたが全体を包む雰囲気に溺れそうな感覚に囚われているのならば
どうか私の名を呼んでほしい。
いわれのない不安や心配、怖れの感情を抱いている者も同じく、私の名を繰り返し唱
えてみてほしい。
それはもちろん心の中でかまわない。
そうすれば私はあなたのもとへと訪れあなたを癒すことができる。
私はあなたの心へと安らぎを与えることができる。
あなたへと愛を伝えることができる。
どんな小さな囁きであっても私はあなたの声を聞き逃しはしない。
だからどうか私の名を呼んでほしい。
あなたが心を開き芯から私の名を呼んだとき
私はあなたの目の前に現れることができるのだから。
私を必要とする者よ。
私はあなたの許可がなければ何もできない。
私が必要とされたいのではなく、
あなたが必要としなければ私は何もできない。
だからどうか私の名を呼んでほしい。
それだけでいい。
そうすればすぐにでもあなたのもとへと駆けつけあなたを優しく包み込むことができる。
何も難しく考える必要はなく、私はあなたを見て必要なものを授けていこう。
けれどもこれはきっかけにしか過ぎない。
すべては……ここから始まるあなたと私との物語の序章となるのだから。
愛している。
名を語らずともわかる者にはわかる。
もしくはあなたが親しみを感じている者の名を呼べばいい。
その光は必ずあなたのもとへと届けられる、そう信じて。