『揺れる心』
空に掛かる月。
水鏡に映る月。
そこには二つの月がある。
空に掛かる月は変わらずそこに存在しているのに対し
水面に映る月は何事もなければ静かにそこに在り
けれど風が吹けば水は波打ちたちまち姿を変える。
静かに穏やかなときもあれば
ときに激しく波立ち姿形など瞬く間に消し去ってしまう。
それは常に一定ではない。
その様は、まるで人の心のようだ。
外側からの影響を受け常に一定であることのできない心。
あなた達の心は容易に揺れ動く。
けれど人の心がそういうものだとするならば、
今あなたの心は外側からの影響を受け揺れているのか
それともあなた自身で揺らしているのか
一度自分自身を見つめてみなさい。
どちらにせよ、揺れているのは他でもないあなた自身の心なのだということ。
周りから揺さぶられているのか、
心を無駄に揺さぶり消耗させているのはあなた自身なのか
自らで把握できたとき、そこからまた新たな気付きがあるだろう。
また物事をどのように捉え解釈するのか。
それもあなたの心次第。
あなたの心は世界をそのままに映すことができているだろうか?
それともあなたというフィルターを通して世界を映し出しているのだろうか?
曇りのない目でこの世界を見つめることができたとき
あなたの見ている世界も変化するだろう。
〜ご存在からのメッセージ〜