今だから分かること（理解できる）があるように
過去のその時（点）では見えていなかったことは多々あると思うよ。
そのタイミングが「なぜ今なの？」と聞かれれば「今だからこそ。」と答えるし
もし今の段階で分からないことがあるのであれば「時来れば、やがて理解できるだろう。」という言葉になるね。
「あの時のあの出来事はこういうことだったのか！」
それはただの結果論ではない。
感覚としてあなたが掴んだもの、経験を通してあなた自身に刻んだものであり
そこからあなた自身で導き出した答えだ。
こういったこともあらかじめ未来や答えを知った上では意味がないからね。
それはひと通りの手順を踏み、今に至るまでのプロセスが必要だったからとも言える。
言い方を変えれば、あの時点では知るタイミングではなかったということだよ。
もちろんある程度の未来は予測できる。
けれど、どんな未来も確定（絶対的なもの）ではなくいくつもの不確定要素からなっていて、そしてさまざまな選択肢の中からあなたがひとつずつ選びとって行動した結果で決定付けられていくものでもかるのだからね。
あなたの一つひとつの選択と行動とそして情熱という想い。
それらが複雑に絡み合い交差し結果としての今が現実としてある。
もちろんあなたの意思だけでこの世界は動いてはいない。
いろいろな人物や要因が重なり歯車となって、偶然は偶然ではなく……そうだね、
あなたが何気なく視線を落とした先に落ちている木の葉さえ運命を構成する一部なのだとしたら全ての物事において何一つ無駄なことも意味のないこともありもしないのだと
そのように感じないだろうか。
もし仮に過去に遡り今とは違う選択をしていたら今ここにいるあなたとはまた異なった
あなたも存在していたかもしれない。
このように言うと「何かが間違っていたのだろうか、
どこかで選択を誤ったのだろうか、
あのとき諦めなければ、逃げなければ、もっと……違う選択をしていれば…。」
そう思う者もいるかもしれない。
だがそのように考える必要はまったくない。
今この瞬間紛れもなく存在しているのは“あなた”だから。
“あなたらしく”
“あなたのままで”
目の前の“あなた”が存在している。
それに私達があなたの目の前に答えを差し出したところでそれはあなたの為（力）になるのだろうか？
いや、ならないだろう。
たとえ答えだけを手にしたとしてもあなたの魂には無機質に刻まれ
そこに感動や新たな発見、衝撃、閃き、それら感情と連動したもの、その彩りはない。
もしかしたらあなたは現状や状況がつかめなかったり、自身を取り巻く世界の意味を求めていてもその答えを得られず先が見えずもどかしい思いをしているかもしれない。
けれど人生という壮大な舞台はその生を終えてこそ包括的かつ真の価値を掴むことができるのだとすればおのずと答えは出るのではないだろうか。
何事も焦りは禁物だよ、結果を急ぎ過ぎないことだ。
経験はあなたの血肉となりどんな経験であろうとも
自分以外の何ものにもその価値がわからなかったとしても、
たとえ誰にも共感してもらえなかったとしても
あなただけがその価値を理解していればいいことだからね。
あなたがそこに価値を見出せばそれが宝となる。
その経験を通して手にしたものはあなただけの宝だ。
それは紛れもなくあなたの中で輝いている。
そこにどのような意味付けをするのかすべてはあなた次第。
無駄なことなど何もない。
さらに言えばこの世界に無意味なことなど何も起きないに等しいのだよ。
何もない日常を無意味なものとするのは……。
どうかあなたの人生に誇りを持ってもらいたい。
〜大天使ミカエル〜
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