イロドリノセカイ

〜sweet moon dropの小部屋☆〜

『 旅の途中 』

 

人生とは一度きりだと言われている中で
その人生は旅に例えられたりもする。


その旅も
しっかりと綿密に計画を立てる者もいれば、

何も考えず行き当たりばったりの者もいたり

直感に導かれるまま自由に旅をする者もいるだろう。

 

長旅になる者もいれば短期で終える者もいる。

 

目的も様々だ。

目的を知って旅立つ者もいれば
その目的を見つけるため旅に出る者もいる。

中には自分がなぜ旅をしているのかも分からず当てもなく彷徨う者も、いる。

 

目的地を同じとする仲間と共に目指す時も
あればただ1人で黙々と旅路を急ぐ時もある。

 

その中ですれ違うだけの者。
挨拶を交わす者。
意気投合し旅を共有する者。

 

様々な出会いがあり別れがある。

 

これらの言葉から人生の旅路とは誰1人として
同じものなどありはしないのだと分かるのではないだろうか?

いくら親しい人間でも、それが家族でも同じ旅をしているとは
限らないのだ。

 

けれど、そこには共通していることがひとつだけある
それぞれが皆自分だけの旅を“楽しんでいる”ということ。

 

途中あなたは困難に出会うかもしれない。

立ち尽くす時もあれば
道を見失い途方に暮れる時もあるだろう。

そして何もかも手放した先にふと見上げれば
あなたを導く星があることに気付く。

その瞬間あなたは旅の本当の意味を知る。
そのような瞬間も訪れる時がある、と伝えておこう。

 

日常の中では気付かないようなことでも旅に出れば思いがけない発見や
今までの考え方を変えざるを得ない場面にも遭遇することだろう。


遠回りで行く者もあれば効率よく最短距離で行こうとする者も当然いるだろう。

ただそういう生き方があり、三者三様、人それぞれなのだということ。

ここまでくれば相手に同じ生き方を求めることがいかに無意味なものであるか
分かるのではないかと思うのだが………どうだろう?

 

同じ血を分けた親子でも
時が来れば送り出す強さも必要なのだ。
ただ見守るだけで良いこともある。

親子とはそういうものだ。

 

夫婦であればお互いの想いを尊重することでその旅路も円満なものとなることは間違いのないこと。
時に分かり合えない寂しさがよぎったとしてもあなたはあなた自身のその心を理解するだけで構わないのだとそのように言えるのだ。あなたの心はあなたが理解していれば良い。
寂しいと感じたとしてもただ自分はそのように感じているのだと受け止めるだけで良いのだ。夫婦とは同じ旅を共にする同志のようなものだと、そのように考えてみても良のではないだろうか?


だとしても、あなたは決して独りで旅をしているのではない。
そこにはいつもあなたと共にいて旅を共にする者たちがいることを忘れてはならない。

 

あなたのことを心から愛し、大切に思い

時に傷付いたあなたを励まし、支えながら。

そのようにありながらあなたの本当の目的地へと導く者たちがいることを

心の片隅に留めておいてもらいたい。

 

そうして人生の旅路の途中で様々な者が行き交い、交わり、互いに影響を与えながら、運命という名のえにしに引き寄せられながら、
あなた達は経験という宝を手に入れいずれはその旅を終える日を迎えるのだ。

 

その瞬間もあなたは独りではないということ。
どんな人生を送ろうとも賞賛の嵐の中あなたの魂は我々に迎え入れられることだろう。

 

あなたの旅の大切な思い出の1ページとなる、今日という日を大切にしてほしい。

 

 

〜ご存在からのメッセージ〜